back numberのクリスマスを聞きいていたら「僕だけがあげられる君が喜ぶもの」をプレゼントしたくなって、今年の結婚記念日にサプライズで指輪を自分で作ってプレゼントすることにしました。
実は結婚したばかりのころに結婚指輪を失くしてしまった妻。
結婚指輪と同じにはならないけど、普段つけてもらえるような指輪を作ることにしました。
完成したシルバーリング
今回はアートクレイの銀粘土スターターキットを使って銀純度99.9%、9号サイズ、ヘアライン仕上げのシルバーリングを作成しました。
製作時間
作成時間は3日間かけて合計5~6時間くらいで完成しました。
1日目:造形から乾燥、整形まで
2日目:焼成から仕上げまで
3日目:サイズの微調整
銀粘土の使用量
銀粘土5gで指輪サイズ9号で厚さ2mm、幅2mmくらいのリングができました。
スターターキットには15gの銀粘土が入っているので、たいていのリングは作れると思います。
難易度
製作難易度:
- 粘土の造形が難しい
- 粘土の造形は何度でもやり直せる
- 乾燥から完成まで工程はわりと簡単
製作難易度を高くした理由は粘土の造形の難しさが8割です。
粘土の扱いに不慣れなのでリングの造形途中で何度も失敗しました。
ただ造形の段階では何度でもやり直しができるので心配ないです。
乾燥したあとにある程度削って修正できますが、最初の造形で全てが決まるので狙いどおりの形状になるなで根気強く作る必要があります。
乾燥までたどり着けば、あとの工程は焼成して磨くだけなので簡単でした。
銀粘土の造形は難しいですが、何度でもやり直せるのでなんとか完成にたどり着きました。
準備したもの
今回使用したのはアートクレイさんが提供している銀粘土のスターターキットです。そのほかに用意したものも紹介します。
銀粘土スターターセット
スターターセットには数種類ありますが、銀粘土が5g増量中で指輪作りで使えるリングモールド付きのものを選びました。
100均アイテム
スターターキットには入っていないけど必要なもののリストです。たいていのものは家にあると思いますが、無ければ100均などで簡単に入手できます。
- クッキングシート
- 付箋(ふせん) 1束
- 小瓶 1個
- 醤油さし 1個
- 小筆 1本
醤油さしは造形中に必要になる水を入れておくために購入しました。
造形中に乾燥を防ぐため水を使用する頻度が多いのですが、1回あたりに使用する量は少ないので醤油さしで指先を湿らせるのにちょうど良かったです。
指輪づくりの風景
サプライズでプレゼントするため、家族が寝た夜に2時間程度作業しました。
スターターキットの中身はこんな感じです。
アクセサリーの製作に必要な道具はほとんどそろっています。
1日目(造形~乾燥、整形)
造形
クッキングシート上で均一の伸ばした銀粘土を木芯棒に巻きつけて乾燥。
形が崩れないよう木芯棒に巻くのが難しく、何度もやり直しました。
リングを作っているときのポイントは、乾燥してきたら少量の水(水滴1滴)をあげること。
加えすぎても造形しづらくなるので適量が大切です。
実は9号のリングを作るはずが8号の位置で線を引いてしまい、さらに写真を見るとその線よりも小さいところでリングを作ってしまったので、最終的(3日目)に叩いて広げることになってしまいました。
乾燥と整形
ドライヤー送風口から2~3cmのところにリングを近づけて15分間乾燥させました。
乾燥が終わると、付箋ごとリングが取れました。
紙ヤスリと金属ヤスリとスポンジ研磨剤(赤)で形を整えました。
2日目(焼成~仕上げ)
さっそく焼成というところで予想外の事態になり通常5-10分のところが20分かかりました。
その予想外の事態というのがガスコンロの過熱防止機構で、焼成の途中で火力が弱まったり止まったりしてしまうという事態に。
仕方ないので2つの火口を交互に使いスマホのタイマーを見ながら、指輪が赤熱している状態がトータルで5-10分くらいになるようにしました。
磨きはスターターキットのブラシと研磨スポンジ(3種)、研磨布で仕上げました。
ヘアライン仕上げ
光沢仕上げ
3日目(リングサイズの調整)
サイズを確認したら7号と小さかったので9号に拡張しました。
金属製のリング調整棒にリングをはめ叩くこと2時間で9号になりました。
予想以上にハードな作業なので0.5号くらいの調整がベストです。
せっかくの仕上げも傷んでしまうので、もう一度磨いて完成です。
完成
こんな感じのシンプルなリングができました。妻はキラキラしていない方が好きなのでヘアライン仕上げにしました。
まとめ
銀粘土の指輪作りは難易度高めですが、完成すれば他にはないオリジナルの指輪が作れます。
今回、妻は私が何か作っているのは気づいていたみたいですが、指輪だとは思っていなかったようでとても喜んでくれました。