wordpressで英語ページを作成していた時、「更新に失敗しました。 返答が正しい JSON レスポンスではありません。」というエラーが発生することがあります。このエラーが発生すると更新そのものができなくなります。今回はこの原因と対処法を紹介します。
原因
WordPress5.3では「更新に失敗しました。 返答が正しい JSON レスポンスではありません。」というエラー文に様々なエラーが含まれているため、原因を見つけるのが難しいです。
WordPressで英語の長文を編集中に「更新」を失敗した原因は、サーバーのWAF(Web Application Firewall)が記事の更新を妨げていることが考えられます。
WAFとは
公開されているWEBサイトはWordPressのようなWEBアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃のリスクにさらされています。
WAFは、この攻撃からWEBサイトを保護するセキュリティ対策です。
WAFは必要なのか
サイト改ざんなどWEBサイトを狙った攻撃の多くは、先ほどのWEBアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃です。
企業や個人に関係なく標的にされる可能性があるため、WAF設定は必須と言えます。
対処法
今回の対処法はWAF設定の無効化によって解決するものです。基本的な流れの後にConohaの例を紹介します。
作業の流れ
①サーバーの「WAF設定」を確認
②「有効」であれば「無効」にする
③英語の長文を入力して「更新」できるか確認する
④エラーが発生しなければ、WAFの攻撃された履歴から誤認されたものを「除外」する
⑤サーバーの「WAF設定」を「有効」にする
※最後のWAF設定を有効に戻す作業は必ず行ってください。
conohaの場合
①サイト管理 → ②サイトセキュリティ →③「WAF」タブ の順で選択します。
ここでWAFの利用設定を切り替えることができます。
WAF設定の下に過去に攻撃された履歴が表示されています。
自分が更新に失敗した日時と同じものがあれば、該当する行の左にある「除外」ボタンで除外できます。この場合、WAFの利用設定を「OFF」にしなくても除外されるので、更新エラーがなくなる可能性があります。
まとめ
英語の長文によってエラーが発生した際の対処法を紹介しました。
WAFはセキュリティ対策で重要な役割を果たしています。
この作業の最後には必ずWAF設定「有効」の確認を行いましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。