前回行った応急処置も虚しく、我が家の換気扇FY-18BX1が壊れてしまいました。
新しい換気扇に交換したので、これまでの流れを紹介したいと思います。
機種の検索
置き換えとなる機種を調べたところ、Panasonicの換気送風機器 品番置き換え検索で見つかりました。
それが、換気扇FY-13U2です。
新旧の性能比較
換気扇FX-18BX1の現行品はFY-13U2になります。新旧の性能比較は下記のようになります。
品番 | FX-18BX1 | FY-13U2 |
---|---|---|
周波数 | 50 Hz | |
消費電力(W) | 21 | 3.8 |
風量(m3/h) | 60 | 122 |
騒音(dB) | 38 | 26.5 |
現行品の性能は圧倒的に良いので省エネ目的で交換しても良いかもしれません。置き換えの製品になるので取り換えは可能です。
60Hzの性能が知りたい場合は、こちらのPanasonicの品番置き換え検索から確認できます。
新旧の仕様変更
- 風圧式シャッター(排気)
FX-18BX1は引きひもが換気扇のスイッチと排気シャッターの開閉を兼ねていましたが、現行品は引きひもをひくと換気扇のスイッチが入り、排気シャッターは風圧で開きます。 - 手動式シャッター(給気)
給気シャッターの開閉を手動で選択できます。家の換気状況に応じて開閉を選択できます。
現行品FY-13U2カタログはこちらです。
準備
準備した部品
付属のねじは木枠に取り付ける時のみ使えます。コンクリートに取り付けるため、下記の部品を用意しました。ホームセンターなどで購入できると思います。
- エビモンゴナイロンプラグ MP630B 4本
- タッピングねじM4 30mm (ステンレス) 4本
準備した道具
- ハンマードリル
取付穴を開けるのに使用します。壁がコンクリートの場合はハンマードリルが必要ですが、それ以外の場合は普通のドリルでも良いと思います。タイルは回転だけで穴を開けられます。 - プラスドライバー
換気扇の取付、取り外しに使います。 - マジックペン
新しい換気扇の取付穴の目印を書くのに使用します。これは壁に掛けるものであれば何でもOK。 - 金属やすり
古い換気扇を外した後の取り除くことができなかったねじを削るのに必要になりました。
交換作業
旧換気扇取り外しと後処理
古い換気扇の取り外しから大変でした。
厄介だったのは、既存換気扇の取付ボルトの除去です。
ネジ頭が腐食してドライバーは使えず、ドリルでネジを削り落とそうとしましたが失敗。
結局換気扇本体のプラスティック部分を削ったり割ったりして、なんとか取り外しました。
残ったボルトはペンチで抜くか、ヤスリで削って平らにしました。
新換気扇の位置出し、取付
次に新換気扇FY-13U2をはめて取付位置を確認しました。
既存の開口で問題ないようです。
次に換気扇を取り付ける位置で抑えながら、マジックなどで止め穴をなぞり壁に穴位置を書きます。
換気扇を取り外し、壁に書いた穴位置を穴あけします。
我が家の風呂の壁はタイルになっているので、振動ドリルφ6で開けました。
開けた取付穴すべてにエビモンゴナイロンプラグ MP630Bを差し込みます。
本体を設置し、タッピンねじで固定します。
試運転
コンセントをさして、運転してみると、、、、ファンは回るけどシャッターが開かない。
外のフード側から確認すると、ケーブルがシャッターを塞ぐように通っていて、シャッターを邪魔していたみたいです。
フードのコンセント抜け口が換気扇本体のコンセント位置と反対側になっているのが原因だったので、フードも一緒に交換したほうが良かったなと思いつつ、時間もなかったのでフードを加工してケーブルの抜け口をずらしました。
もう一度試運転
あらためて運転してみると、問題なく動作しました。
風量も多くて快適に風呂場を使えそうです。
動作音も以前格段に静かになりました。
取付時の注意した点
古いねじの取り忘れ
取り換えにあたり、本体取付穴の位置が異なります。
そのため、旧換気扇の取り外しの際にねじが残った場合は壁から飛び出ないようにする必要があります。
穴を埋める必要はありませんが、ねじなどの突起が残っていると、新しい換気扇の取付時に本体がガタついたりゆがんだりする可能性があるので注意です。
電源コードの取り回し
換気扇のコードがFY-13U2とFX-18BX1で左右逆になりました。
そのため、コンセントの位置によっては、排気シャッターの邪魔になる可能があるので気を付ける必要があります。
私は屋外フードを変えずに取り付けたのですが、結局コードが排気シャッターの邪魔して開かなくなったので屋外フードを無理やり加工しました。
なので、屋外フードも合わせて交換した方がスムーズに作業できると思います。
電気工事
本体の取付は問題ないですが、今回の接続工事には電気工事士の資格が必要です。
電気回りは資格のある方にお願いしましょう。
ちなみに一般的には電圧42V以上で感電すると電流によっては死に至る可能性があります。水回りでは、より電気が流れやすく感電すると危険なのでアース工事は必須です。
まとめ
換気扇が止まっていると風呂場の湿気がすごいので、突貫で取り替えました。
家電製品は10年違うと性能が格段に良くなっているので、新製品は家計にも環境にもやさしいですね。
屋外フードも老朽化している場合は、FY-13U2の純正屋外フードもあります。