いつ見ても高い新品のゲーミングPC。でも、できるだけコストを抑えて快適なゲームをしたい。そんな時は中古PCの購入を検討することで予算を抑えつつ、高性能なゲーム環境を作ることができます。
普段メルカリで中古ゲーミングパソコンを購入している私の考えていることや注意点をお伝えできたらと思います。
中古PCの購入が不安な方はこのページで紹介しているPCショップであれば保証付きの中古PCを探すことができますので、よかったら参考にしてみてください。
中古PCを安く購入するための心得
中古PCを安心して安く購入するには、多少のPCの知識と相場観が必要だと思います。
購入するときに意識していることは、
- 予算でスペックは決まっている
- ゲームの快適さはCPUとグラフィックボードで決まる
- CPUとグラフィックボード(GPU)は世代が重要
それぞれの項目について詳細に説明していきます。
予算でスペックは決まっている
中古PCは新品より安いですが、中古PCにもスペックで相場がある程度決まっています。それはCPUとグラフィックボードの性能で決まるため、ハイスペックPCは中古でも高いです。
また相場より安すぎる場合には訳アリの可能性がかなり高いので注意が必要です。
なので私は必ず複数の中古PCショップで欲しいPCスペックの価格を調べます。そして相場より安すぎるPCは選択肢から外します。
特にメルカリは低スペックPCを言葉巧みに販売しているものが多いので注意が必要です。
PCの価格に影響する内容について2番目以降の項目で説明していきます。
ゲームの快適さはCPUとグラフィックボードで決まる
PC性能はCPUとグラフィックボードで決まり、価格の大半を占めます。
またメモリやSSDなどと違い、CPUとグラボは増設や取替が簡単にできませんので、最優先で検討すべきパーツです。グラボの取り換え自体はそこまで大変ではありませんが、単体の購入でも高いです。
CPUはPCの計算処理全般を担当しています。ゲームの動作全般の処理であったり、録画や配信なども処理していてマルチタスクをこなしているため、ゲームをしながら録画や配信をしたい場合は上位のCPUを選ぶのがオススメです。
グラフィックボードはGPUとも呼ばれ、グラフィックの処理を担当しています。CPUはグラフィック処理が苦手なので、3Dで高画質なゲーム映像を処理するにはグラボが必須になります。グラボは上位のGPUほどきれいな映像を遅延なく出力してくれますが、価格も跳ね上がっていきます。
またCPUとグラボは片方の性能だけが良くても、PC全体として性能を発揮できないことがあります。中古PCショップの場合はほとんど心配ありませんが、メルカリの場合は自作PCが販売されていることもあるので注意が必要です。
CPUとグラフィックボード(GPU)は世代が重要
CPUとGPUの型番にはシリーズと世代が記載されています。安定して使いたいのであれば、インテルのCPUとNVIDIAのGPUの組み合わせが良いと思います。
CPU
例えば、インテルのCPUには「Core i7-11700K」があります。これはCore i7シリーズの第11世代になります。この世代が重要で、最新のものほど数字が大きくなり性能も良くなります。
そして、同じ世代にはCore i3、i5、i7、i9のシリーズがあり、同じ世代でも数字が多きいほど性能が良いです。
そこで一つの疑問が生じます。シリーズと世代、どっちが重要なのか。
これは比較するものによりますが、世代の方が重要です。Core i7でも世代が古いと新しいCore i3と性能が変わらない場合もあります。例えば、Core i7-7700とCore i3-10100はほとんど同性能です。
グラフィックボード(GPU)
グラフィックボードの例は、「GeForce RTX 3070 Ti」とします。
最初の「GeForce」はNVIDIA社のブランド名で、「Radeon」はAMD社のブランドです。
次の「RTX 30」はシリーズを表していて、数字の部分が大きいほど新しい世代のシリーズになります。
最後の「70 Ti」はグレードを表していて、これも数字が大きいほど性能が高いです。RTX 30シリーズだと、50,60,70,80,90があります。「50」は低価格帯のエントリー向けで、「90」はシリーズ最上位になります。
Tiは通常モデルより性能が高いことを示しています。同じもので「super」と表記されているものも同じです。つまり、GeForce RTX 3070よりも性能が少し高いということになりますが、GeForce RTX 3080よりは劣ります。
GPUはCPUとは違い、世代とグレードの組み合わせで性能が変わります。先ほどの「GeForce RTX 3070 Ti」は、「GeForce RTX 2080 Ti」と同等で「GeForce RTX 4060 Ti 8GB」よりも高性能です。
グラフィックボードは価格との兼ね合いで下記の表を見ながら検討しています。
比較するなら
CPUやGPUの型番を比較したいときは下記のサイトを参考にしています。ここをみれば簡単に型番を比較できるので便利です。
複数の候補で比較する
中古PCはCPUとGPUで探していると、メモリやハードディスクなどの構成が違ったものが出てきますので、まずは複数の候補をあげます。
実際に比較してみるとほとんど価格は変わりませんが、構成や状態が違っています。割安なものは状態が悪い可能性があるので注意が必要です。
そこから自分の用途に合わせて判断します。
中古PCなので100%満足いくものはそうそう出会えませんが、比較して選ぶことでかなり納得したものを購入できます。
おすすめサイト
結論から言うと、ハイリスクでも一番安く購入できるのはメルカリです。
私はメリカリで購入しています。
正直、届いて動作確認するまでは毎回怖くてドキドキです。
中古PCショップは保証がついているので予算をもとに選ぶのが良いと思います。表は私が検討するときに利用しているショップです。
安さ | 保証 | 店舗 | リスク | ポイント | |
メルカリ | 一番安い | 無し | ネットのみ 個人間売買 | 高い | 一番安く購入できるが 個人間取引のため保証がない |
GP-ZERO | 普通 | 30日保証 1年延長保証あり | ネットショップ | 低い | 中古ゲーミングPC専門 初心者向けフルセットあり |
ドスパラ | 普通 | 1か月保証 1年延長保証あり | ネット購入可 全国に店舗あり | 低い | 自社の中古ゲーミングPC中心 状態にランク付けあり |
パソコン工房 | 普通 | 3か月保証 延長保証あり (商品による) | ネット購入可 全国に店舗あり | 低い | 幅広いラインナップ 商品によって延長保証が変わる |
メルカリ
メルカリは個人が簡単にモノの売り買いが楽しめるネットフリーマーケット。
中古PCは一番低価格で購入できますが、個人間の個人間の取引のため、保証がなかったり、品質が不安定だったりとリスクも一番高いです。
また送料込みかどうかや動作確認はされているのかなどの確認も必要になります。
そのためPCの知識があり、ある程度自分で修理できる人に向いています。
GP-ZERO
GP-ZEROはゲーミングPCやデスクトップPC、モニター、グラフィックボードなどの中古パソコンを提供する通販サイトです。
ラインナップは少なめですが、家に届いてすぐできる初心者向けスターターキットが用意されている他、すぐに壊れないか心配という方のために全商品に30日保証、初期不良の場合の無料修理や交換、さらに最長1年の延長保証(有料)があります。
中古のゲーミングPCを手頃な価格と長期保証付きで提供しており、累計2000台以上の販売実績があります。ユーザーの声に対するサービス向上に努めており、問い合わせに対する丁寧な対応も行っています。
ドスパラ(Dospara)
ドスパラは1992年に設立された老舗のパソコン専門店です。
中古PCも豊富な品揃えでコスパに優れたモデルが多数そろっています。品質もランク分けされており、状態や付属品に応じてSランクからDランクまでのランク付けが行われています。
豊富なラインナップのBTOパソコンや自作パソコン向けのパーツも取り扱っていて、プロゲーマーとコラボしたゲーミングPCもあります。
ドスパラは株式会社サードウェーブが運営するPCパーツショップであり、本店所在地は東京・秋葉原にあり、全国に実店舗があります。
パソコン工房
パソコン工房は、オリジナルBTOパソコンやパソコン自作パーツ、周辺機器、組立キット、デジタル雑貨などを販売しているパソコン専門店です。
中古ゲーミングPCの品揃えも豊富で、全て動作確認済み、標準保証が3ヶ月ついています。
24時間・365日受付の相談窓口があり、中古PCの延長保証サービスも提供されています。ただし、商品によって保証内容が変わるので購入前によく確認した方がいいです。
パソコン工房は株式会社ユニットコムが運営していて、全国に実店舗があります。
まとめ
中古PCであれば、比較的低スペックのゲーミングPC価格でミドルクラスのゲーミングPCを買うことができます。
安心して購入するには情報収集と勉強などの手間がかかりますが、価格の差を考えるとその価値はあると思います。
少しでも参考になれば幸いです。