スイッチを落として大破したJoy-Con(ジョイコン)。
なんとか元に戻したものの、キャラやカーソルが勝手に動いてゲームどころではないようだったので修理することにしました。
今回はスティックとLボタンを修理しましたが、思いのほか簡単で安上がりなので参考にしていただけたら幸いです。
修理前に確認したこと
状態確認
子供からスイッチを受け取り、とりあえずフォートナイトを起動。
設定を開こうと思ったらすでにカーソルがルーレット状態で何もできない状態でした。
もしかしたらケーブルの接触不良の可能性もあるのかとばらすことに。
もう一度ばらしたら…
元に戻したジョイコンを再度ばらしたときLボタンを触ったらポロッとボタンがとれる事態に。。。
普通なら無いことなので、大破したときにダメージを受けていたんだと思います。
けっきょくスティック周りも異状はなく、どうしてみようもなかったのでスティックとLボタンを交換することにしました。
ジョイコンの修理に必要なもの
交換パーツ
- ジョイコンスティック
- Lボタン用フレックスケーブル
道具
- プラスドライバー
- Y字ドライバー
- パーツオープナー
今回使用した道具は記事の後半にまとめて紹介しています。
ジョイコンの修理手順
最初に注意点ですが、以下の説明で掲載している写真には下の赤丸部分のカバーが無くなっています。これは一度大破した関係ではずれてしまっています。
通常はこの写真のような状態での修理になります。
1.外装をあける
まずはパーツの外装をはずすため、4箇所のネジをとります。
Y字ネジ:4箇所
次にパーツオープナーなどでジョイコンを開きます。
矢印の角を狙うと開けやすいです。
中のカバーをはずす
まずは黒い電池をはずし、2箇所のネジをとります。
電池は細いものなどを隙間にいれてペリッと取ります。
プラスねじ:2箇所
両面テープで付いてるだけなので簡単にはずせます。
カバーをはずします。
スティックをとりはずす
フレックスケーブルをはずす
ロックをはずしてケーブルを抜き取ります。
これでケーブル下のねじがはずせるようになります。
今回はLボタン用フレックスケーブルも交換するので上図の3つのねじをはずしケーブルごと取りました。
取り外したLボタン用フレックスケーブルはこんな感じで壊れてました。
次にネジを2箇所はずしたあと、右上のフレックスケーブルのロックをはずして抜き取ります。
このあたりの作業ではLボタンが取れることがよくありますが、すぐに戻せるので心配ないです。
スティックを交換する
スティックの交換は逆の手順でもとに戻します。
もとに戻すとき交換した新しいスティックが下に飛び出した状態なので、せっかくの新品を傷めないためにできる限りジョイコンを持ってねじ止めをしましょう。
購入した交換用スティックはこんな感じで入っていました。
かわいい肉球のカバーは子供たちのお気に入りです。
Lボタン用フレックスケーブルを交換する
スティックの交換が終わったのでLボタン用フレックスケーブルを交換します。
Lボタンは邪魔になるのではずしておきます
まずフレックスケーブルを差し込みます。
次にケーブルの中間にある基板をねじ止めします。
手で隠れていますが位置合わせの切り欠きがあるので、ねじ止め前にそこも合わせておきます。
Lボタンの基板をくるっと反転させて取り付けます。
写真のようにセットしてねじ2か所を止めます。
取り付け後、こんな感じになります。
矢印の2か所の位置合わせに基板がハマっていることを確認します。
元に戻す
まずはLボタンを戻します。
矢印のようにLボタンが基板のボタンを押す位置にあればオッケーです。
中のカバーを戻し、ねじ止めします。
中のカバーをつけたときのLボタンはこんな感じです。
電池を戻し、カバーを閉じます。
写真のように奥から閉じていくと合わせやすいです。
最後にねじを止めれば完了です。
任天堂のオンライン修理の場合
オンライン修理は任天堂ホームページのオンライン修理受付のページで行っています。
https://www.nintendo.co.jp/support/repair/online1.html
修理費用
ジョイコン1個につき参考価格2,200円(税込)。
保証期間外の場合は送料別途で60サイズだと700円程度かかます。修理完了後の配送料金はメーカー持ちとのこと。
修理期間は10~14日とけっこう長いです。
修理の注意点
ジョイコンの修理にあたって自分で分解することになるので、修理交換を断られるようです。なので、自分で修理する場合は自己責任で行うことになります。
交換または修理をお断りする場合について
当社によらない分解、改造(ソフトウェアを含む)、修理等が行われた痕跡がある場合。
引用:Nintendo Switch サポート 修理サービス規程/保証規程
スティックやLボタンの交換であれば簡単に行うことができますが、Rボタンの交換は難しいので分解前によく調べたほうがいいです。
おすすめの道具
- 精密ドライバーセット
- パーツオープナー
まとめ
今回はジョイコンを自分で安く直す方法を紹介しました。
スティックは単価が安いので、自分で直せば新品購入やメーカー修理より何倍も安く早く使えるようになります。